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LOTUS

長周期トランジット惑星は、太陽系惑星の普遍性を系外惑星で調べる格好のターゲットですが、ケプラー衛星で見つかったものは暗く、追観測による質量決定や大気探査に難点があります。これを克服するために超小型衛星に口径7.5cmの超広視野光学系(33 deg x 33 deg)を搭載し、長期間同一方向を観測するLOTUS計画を推進しています(東大工学部、ABC、大阪大学との共同研究)。系外トランジット惑星探査の一つの夢は、全天にある近傍星を常時モニタリングすることですが、多数の超小型衛星を順次投入していくことで、将来的にはこれが実現できるのではないかと考えています。

References

LOTUS: wide-field monitoring nanosatellite for finding long-period transiting planets

Kawahara et al. SPIE, SPIE (2021)