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地球型系外惑星観測装置ワークショップ

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開催趣旨

系外惑星研究の次のマイルストーンは、地球型惑星の直接検出と言われて久しい。ここ数年で日本においても地球型系外惑星を目指した直接検出用装置(すなわちコロナグラフや極限補償光学など)の開発を行う研究者が増加してきた。また、直接法と間接法(視線速度法やトランジット法)とのシナジーの重要性も認識され始めている。本分野では、十年後以降の将来を見据えた開発体制の強化が急務である。地球惑星科学分野においては、このような次世代の装置でのみ検出可能であるような、マグマーオーシャン惑星、陸惑星、ミネラル大気惑星といった様々な地球型系外惑星の理論モデルが提唱されてきている。一方、SEEDSを初めとした太陽系外惑星の直接撮像観測の成功により、地球型系外惑星の前段階である木星型系外惑星の性質が徐々に明かにされようとしている。これら装置開発研究、理論的研究、観測的研究が、将来の地球型惑星というキーワードを通じて、分野間を超えて結びつきつつある。本ワークショップは、地球型系外惑星を将来視野に入れて研究を進めている、日本各地の研究者を集め、現状の情報共有と今後の協力体制について定期的に議論を行う最初の機会とする。将来装置で地球型系外惑星のどのような側面を探ることができるのか、どのような側面を探れるようにすべきなのかを深く議論する場としたい。

実行委員会:河原 創(東京大学), 松尾 太郎(京都大学), 村上 尚史(北海道大学), 小谷 隆行(国立天文台), 生駒 大洋(東京大学)

本ワークショップは NINS/CNSI・平成25年度宇宙における生命研究分野プロジェクト の支援を受けて開催されます。

連絡メール:ws13(アット)secondearths.sakura.ne.jp